毎日の診療で気付いたこと

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治療中の痛み

矯正装置を入れて歯に矯正力を加えると数日、咬んだ時痛かったりする。

また、歯にでこぼこした余分なものが付くので舌や頰粘膜に傷つく痛みがある。

この二つは代表的なので必ず説明しておくが、他にも起ることはある。

先日あったのがバンドの周囲炎、それには智歯の傾斜も絡んでいた。

やむを得ずバンドを一時はずして超酸化水で数日間自宅で洗浄してもらい解決した。

今日も2件、痛みを訴えた患者さんがいた。

一人は女子小学生、左下第2小臼歯が痛いという。

少し動揺と軽い打診痛があった。軽度な歯肉炎はあるが、それ以上ははっきりしなかった。

それに対しては特別な処置はせず、経過をみてくださいとしてワイヤー交換など治療を進めた。

もう1ケースは男子高校生、左下第2大臼歯が痛いという。虫歯ではないかと問われた。

バンドが巻いてあって、はっきりはしないが虫歯のようには見えない。

その場合バンドの周囲炎を疑うのだが、それもたいしたことない。

良く痛みの種類を聞くとをしみるという。確かにしみるのも痛いという表現もありうるだろう。

矯正治療中にしみることはよく聞く。特に前歯部が多いと思うが、今日は大臼歯だ。

このような症状は長くは続かないのでこれまた観察となった。

痛みは患者さんにとって苦しいことなので一刻も早く取り除きたい。

しかし今日のような例では様子をみるしかないように思う。

そんな時にも患者さんの言うことをよく聞き対応することが必要だと思った。

治療について

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