顎変形症の手術のための術前矯正をしている男子高校3年生が3人いる。
女子高校生は成長が早期に終了するため手術時期を2年の夏休みを目標にしている。
男子高校生は成長が続くため手術は一番早くて卒業時と考えている。
手術に向けて術前矯正を進め、ほば終了時に口腔外科に確認を取りCTを撮影してもらう。
そんな準備をするには2カ月ほど必要となる。
ちょうどその時期は受験と重なる人も多くいる。
3人のうち2人はらいねん2月の手術を希望している。
進路が早々に決まったのだろう。
もう一人、今日来院して診てみると、術前矯正が終わりに近い。
印象採得し模型を合わせみてもかなりいい感じになっている。
この高校生は診断時から卒業時は受験で無理そうなので大学1年の夏休みを目指すと言っていた。
それは可能だがこの地域では高校生まで医療券があり窓口の自己負担がない。
そうなるとなんとか高校中にできるだけやっておきたいと思う。
そんな説明をしたが、それで大事な受験を変更するわけにもいかないだろう。
これからどうなっていくか、こういうケースが多く出てくるのかもしれない。