毎日の診療で気付いたこと

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転医受け入れ

住まいが通院できないところに転居すると、矯正治療も転医となる。

年に数件だが送り出したり、受け入れたりする。

今日は20代女性が千葉県で治療を受けていて転居、その治療の継続だった。

千葉県の診療所は昔から知ってるところだが、依頼書に書かれていた名前は代が変わっていた。

引き継ぐ際に問題になるのは料金や装置だ。

依頼した矯正歯科医院はしっかりと料金は精算し、診断や治療方針、経過などが書かれた書類を患者さんに渡してあった。

料金については当クリニックより基準が高いので、返金額も多く、今後の治療を十分賄える金額だった。

ただ、その額を当クリニックへの支払い(治療の進行で分割)の流れに乗せるのに一工夫する必要があった。

後は装置が問題だ。唇側にブラケットがついていて一見、どれも同じように見えるが、けっこう違う。

基本的な分類にスロットの太さが.022と.018がある。またその形状にスタンダードとストレートがある。

装着されているブラケットは.022でストレート、当クリニックは.018でスタンダード。これではやりにくい。

そんな時には全部ブラケットを自分の診療所のタイプに付け替えることはよくあるようだ。

私はなるべくそんなことはしたくない。自分のやりやすさのために患者さんに負担をかけたくない。

使い慣れないブラケットで今後やりにくいかもしれないが、できないことはないと思っている。

引き受けた以上当クリニックの患者さんとして最善を尽くすのだが、できれば転医はしないほうが良いと思う。

現代の目まぐるしい社会状況の中で治療期間2年の矯正治療はのんびりしているのだろうか。

治療について

 

 

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