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下顎第二大臼歯チューブ脱落

昨日、両側第2大臼歯にチューブを接着した女子中学生が急患来院した。

両側とも脱落している。この部分は脱落しやすいことは分かっている。

下顎は咬合の力がかかる、上顎歯に当たらないようにつけられる場所がとての狭い。

年齢が低いと萌出が悪く、近心の歯頸部しかつけられない。

また接着処置中、唾液があふれてきて防湿にとても苦労する。

そんな中で昨日やっとつけたチューブがもう両側とも脱落している。

帰宅時に、今日つけた部位はとれやすいと説明はしたが両側とも脱落とは残念。

だから、出来ることならバンドにしている。でも、このケースはとてもつけられなかった。

そんなわけで、一番小さいチューブを再度つけてみた。

一番奥で審美的にはわからないところだが、咬合を確立するには大事できちんと咬ませたい。

大人なら萌出がよくバンドができるのだが、そこまで待つわけにもいかない。

またとれてしまったと電話がかかってこないように願っている。

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