毎日の診療で気付いたこと

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模型の画面での説明

矯正歯科に携って45年ほど経つが診断の時には石膏模型が必ずあった。

今年に入り口腔内スキャナーを利用してアルジネート印象の代わりとした。

しかし、3Dプリントして診断時に実物の模型はあった。

今日初めて画面に映る石膏模型で診断の説明を行った。

今日の患者さんは経過観察のための資料だった。

そのためそこから重要な治療方針が出てくるわけではない。

私は初めての画面での説明で、少しとまどったった。

患者さんには実際と同じの石膏模型での説明の方が良いに決まっていると思っていた。

しかし、今日の反応はそうでもなかった。

画面に立体的に映り、それをクルクル回して正面や側面、裏側からも見せた。

実物模型を見ているよりも感動したようだ。

これなら、これから実物の模型がなくても良いかと思い始めた。

今までは難しい治療方針を考える時、石膏模型を手に持ちその重さを感じながら考えていた。

画面ではそれができなくなる。ただの習慣だからすぐ変えられるのかもしれない。

これだってきっと教育の中に入っきて、それが当たり前の時代となるだろう。

治療について

 

 

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