最近は口腔外科との連携が多くなってきた。
今朝、ユニットに並んだ20代女性2人はどちらも外科関連だった。
一人は顎変形症手術が終わって、初めての来院で術後矯正開始となる。
診ると右側大臼歯が少し咬合していないが他は良好に咬合していた。
きっと、当クリニックで作ったサージカルプレートでうまく咬合させたのかと思った。
また、通常2週間の入院と考えていたら術後1週間で退院したそうだ。
この入院期間が通常となれば、入院期間の長さでためらっている人には福音となろう。
きっと術後矯正も早目に終わることができように思えた。
もう一人の患者さんは埋伏歯の問題だった。
3年ほど前の診断で、下顎前歯部にほぼ水平に2本深部に埋伏していた。
口腔外科に診断してもらったが抜歯するとの提案だった。
良性の濾胞性歯嚢胞で大きくなってくるかもしれないがそのままかもしれない。
でも、症状はなにもないし気づいてもいなかった。抜歯するには全身麻酔の手術となる。
そこで、上顎のみの矯正治療ですませようとしてほぼよい結果を得た。
下顎も希望したのでCTをよく見て埋伏歯とは当たりそうもない。
だから下顎も矯正治療して昨年終えて保定となった。
動的治療は終えたものの残した埋伏歯は気になっていた。
保定検診のたびに再検査を勧めた。そして今回、診てもらって少し大きくなっているとのことだった。
そして、手術を受ける決意もしたそうだ。埋伏歯にあたってはいないと思うが気がかりだった。
今回、手術をきめて良かったと思う。
口腔外科との連携が本当に多くなってきた。