毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3532

接着ブリッジではないつもり

前歯部に補綴が必要な空隙を残して矯正治療を終了することがある。

その際には、両隣接歯にメッシュ板でその間に人工歯をつけブリッジのようにする。

これは、あくまでその部分の保隙であって、補綴のつもりではない。

でもこれが意外に違和感がなくきれいに入る。

また、全く歯を削っていないので、その意味でも良いと思っている。

そして、けっこう長持ちする。数年持つことはよくある。

それでも、はずれる、1度や2度は再接着する。

だがそれが頻繁になってくる。それでも患者さんは接着を望む。

当方は保定装置のつもりなので、補綴をしてもらいたい。

でも通常のブリッジは大きく削る、またインプラントも気軽にはできない。

若い人が多いので1本義歯でも抵抗がある。

今日の最後の患者さんは先月装置撤去した女子高校生。

左上側切歯にそのような保隙する物を入れた。

比較的よくきれいに安定していることを確認したが、数年後にどうなるか。

いま作っているようなものが補綴と認められ、一般歯科でやってもらえればいいのかもしれないが。

治療について

 

MENU
PAGE TOP