マルチブラケット装置を作るためバンドを第2大臼歯に合わせる、そして合着する。
特別な処置でなくは通常行われる処置だ。
口腔内でバンドやブラケットを扱っていると口腔内に落とし飲み込まれるのを注意しなければならない。
たとえ落としても咽頭の入り口は舌根で塞がれていて咽頭まで直接落ちることはない。
しかし、下顎前突の顎変形症の患者さんに限って言えば、その処置の最中、ノドの奥までまる丸見えの患者さんが多い。
特に第2大臼歯のバンドを作製している時など、落とすことがないように細心の注意を払う。
ここ何人かそんなケースがあり、今日もそうだった。
通常は患者さんを寝かせて診療しているが、今日は起こしてイス座りのようにしてバンド作製した。
そうすると当方が不自然な姿勢で口腔内を覘きバンド作製するので辛いがしかたがない。
そうすれば直接咽頭に落下することはないと考えている。