毎日の診療で気付いたこと

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Ⅰ期治療で拡大、結果非抜歯に

男子中学生の保定診断を行った。

その患者さんは3年前に混合歯列で相談に来院した。

症状は上顎前突と上下顎前歯の叢生だった。

その時期に側方拡大し、非抜歯を目指すか、その時期は観察で抜歯ケースか。

迷う程度だったが、このケースでは拡大を選択した。

上下顎にスクリュープレートをいれて側方拡大した。

9カ月ほどの拡大を終えてもプレートを装着して拡大した歯列弓を保持した。

そして永久歯となり、叢生もオーバージェットも軽度になっていた。

それを仕上げる事となり非抜歯でのマルチブラケットでの治療が始まった。

治療すること1年余りで良好な状態となり先月、装置を撤去することができた。

結果を見ると初診時模型をみるとよく非抜歯でここまでできたかと思った。

治療期間を評価すると、実際に動的処置をしていたのは2年提訴だったが。

Ⅰ期、Ⅱ期間で保定用のプレートを入れていた時期まで加えれば3年となり長く感じる。

また料金は、当クリニックでは動的治療期間が反映され、Ⅰ期、Ⅱ期を分けている。

そしてⅠ期で支払われた料金をⅡ期に反映させて減額する。

このケースではⅠ期、Ⅱ期を合計しても、永久歯列で開始するより低料金だったろう。

このケースではよい協力でⅠ期治療が進みⅡ期が非抜歯で簡単にすむことができた。

このようなケースばかりなら苦労はしないのだが、その診断はなかなか難しい。

治療について

 

 

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