毎日の診療で気付いたこと

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顎変形症ゆく人くる人

以前より男子高校生の顎変形症の治療時期(手術時期)について心配していた。

顎変形症の手術の時期は成長が終わってからというのが定説になっている。

女子の場合は成長が早く終わるため一番早い手術時期で高校2年の夏休みで定着している。

男子は高校卒業時からと考えられて、その様に準備してきた。

それ以降であればいいのだから、以前は男子高校生はあまりやらなかった。

しかし、数年前より当地周辺では子ども医療が高校生までとなって状況が変わった。

できる限りそれを利用できないかと患者さんも当方も考える。

そうなると高校卒業時の春休みを手術の目標の時期としてしてきた。

ただ、治療開始にあたりその時期は進路が決まっていない人が多い。

数年前より準備してきた男子高校生が今、その時期に当たる。

その対応も別れた。進路が早々に決まった人は2月に手術を終えた。

手術を夏休みに延ばした人たちがいる。

心配していたことだが、当地を離れて進学した。

月に一度通ってくるという人と転医を希望する人がいる。

もちろん、どちらも予想し対応できることだが、どちらもたいへんだ。

だから以前は「進路が決まってから」で良かったわけだが。

今日は一人転医をするための連絡をとって依頼する手続きに入った。

それと同時に男子高校新2年生の顎変形症の初診相談があった。

今春でどうすればよいのか実例数が増えてくる。

患者さんに都合の良くなった制度のをいかに利用するかも難しい。

治療について

 

 

 

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