9歳の女の子の矯正診断を行った。
左側臼歯部にクロスバイトがあるため上顎拡大することにした。
装置はスクリュープレートにすることにした。
そんなとき診断後に時間があればアルジネート印象し石膏を注ぐ。
でも、今年からは診断用模型は口腔内スキャナーでスキャンし3Dプリンタで作製している。
そうなると、スキャンしたデータが残っている。
そのデータを使って技工ができないかと考えていた。
3dプリンタで作った診断用模型で技工作業には不向きであることは今までの経験で分かっている。
先週からは光造形の3Dプリンタが実用になってきている。
そこでパソコンに保存してあるその患者さんのSTLデータを光造形でプリントし作業模型に加工することにした。
慣れてしまえば簡単ですぐにデータの処理はできた。
今までは診断後に患者さんが不快な印象をして、その分の治療費を頂いていた。
今日はそんな処置はなく、次回プレートのセットを予約するだけだった。
そしてもう一つ、その様にして作ったクリアリテーナーを初めてセットした。
ぴったりで問題なかった。新しい器械により治療の流れが変わることとなった。