毎日の診療で気付いたこと

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顎骨の3Dプリント

今年に入ってからの顎変形症手術には顎骨の模型を作っている。

手術で入院時サージカルプレートと一緒に持って行ってもらう。

最初は口腔外科医から下顎骨模型製作の指示を受けて作った。

次のケースからは上顎、口蓋も付けてプリントし提供してみた。

さらに、だんだん大きく頰骨弓までプリントしたケースもあった。

だが、最初の注文は初代の3Dプリンタで作ったがはきれいさが不十分で何回か失敗もしている。

その後、2代目の滅積層型でプリントし始めた。きれいにできるが失敗がないわけでもない。

今回も2代目の積層型プリンタで作り始めたが、どうもうまくできない。

そこで光造形型のプリンタでやってみることにした。

ただ、大きいものをつくるので材料が多くいる。足りなくなると他の技工に差し支える。

だから材料のレジンを注文した上でプリントを設定した。完成までの予測時間は10時間43分。

きのうの帰りにスタートボタンを押して翌朝に、うまく完成していることを願った。

このプリンタは非常に失敗が少ないと言われている。実感としてもそうだ。

朝、恐る恐る技工室のプリンタを覘いた。きれいに完成していた。

洗浄や重合の過程を経て、さらにサポートの部分をはずして完成となった。

今まで積層型で作ったものよりきれいで重量感もある。

さっそく写真に撮りあすの湘南矯正歯科研究会での発表のパワーポイントに入れた。

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