毎日の診療で気付いたこと

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手術時の歯列弓幅径をみるには

術前矯正が進んでくると叢生や抜歯空隙がなくなる。

そこで手術を予測して咬合をみる必要がある。

特に幅径の調和が大切になる。

口腔内では上顎の歯列弓と下顎の歯列弓が手術前の顎骨についている。

だから通常の咬合採得では意味が無い。

上顎歯列弓、下顎歯列弓を別々にとりだして咬ませてみることになる。

従来、上顎歯列、下顎歯列をアルジネートで印象採得する。

その印象採得だがブラケットやワイヤーがついているととても取りにくい。

そこで、口腔内スキャナーを使ってみることにした。

そこでスキャンされた上顎、下顎を画像上で重ねてみるだけで良い。

しかし、その様なソフトを現在持っていない。

それなら3Dプリントするしかない。

幅径や口頭嵌合を診るだけなので歯冠の半分程度の歯列でいい。

そんなことができるかと熱成形型3Dプリンタでやってみた。

結果は40分程度でペラペラの歯列ができあがった。

上下顎歯列を重ねてみると良い感じで手術時の咬合が確認できた。

これから、しばらくこのやり方でいこうと思う。

はやくプリントしないで画面上で重ねられるソフトが欲しい。

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