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オトガイ形成シュミレーション

顎変形症の治療では上下顎の離断とともにオトガイ形成が行われることがある。

横浜労災病院では上下顎離断と同時に行われることが多かった。

今、多くお願いしている静岡医療センターでは、上下顎離断手術時には行われない。

その後、半年から1年後くらいにプレートを除去する際に行われる。

確かに、その時には術後の腫れもなく、矯正装置もはずれている。

そこで、患者さん希望を聞きながらできる。

今日、来院の女子高生は8月2日にプレート除去手術が予定されている。

その時にオトガイ形成もやることになっている。

それに先立ちX線CT画像が送り届けられている。

それにより、術後をシュミレーションして欲しいという口腔外科からの要望だ。

顔面写真を撮影し、ドルフィンでC像と顔面写真を重ね合わせる。

ドルフィンソフト上でオトガイを移動すると顔貌も変化する。

今回、上方に5ミリ、後方に1.6ミリ、左右には動かさないシュミレーションを行った。

そして、その術前、術後の正面と側面の比較写真をプリントした。

どの程度のことを求められているのか、できれば3Dプリンターで立体的に表現したい。

顔全体が簡単に3Dプリントされる時代もきっとくるだろう。

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