今年の夏は顎変形症の手術が6ケースあった。
6月、7月に手術した患者さんが次々戻ってくる。
今日も一人、手術後約1カ月の患者さんが来院した。
最近では顔の変化にも驚きが少なくなってきたが、それでも感動する。
歪んでいた顔がほぼ対象となる。正中が一致する。
矯正のみでは得られない変化が起っている。
戻ってきてまずやらなければならないのはワイヤー交換だ。
外科用のフックがいっぱい付いたワイヤーから開放してあげたい。
だが、まだ十分に口が開けない。それでも何とかワイヤーはずす。
今日の患者さんはやりやすい方だった。
それが終えたら、今度は手術が近い術前矯正の患者さんだった。
下顎前歯部反対咬合を術前によりひどくする。
そうしたら臼歯部にスペースができた。閉じなければならない。
まだ術前矯正が半年も経っていないが、はやめの手術を望まれている。
スペースを閉じるのに期間がかかる。手術時期は少し延びてしまうかもしれない。
今年の手術予定はまだある。でも月に1ケース程度になるだろう。