今年の入り初診時模型はすべて口腔内スキャナーでスキャンして作製している。
だから、その時点ではアルジネート印象を患者さんは経験していない。
すでに診断が終えてポーター拡大装置を作るための女子中学生の印象採得を行なおうとした。
嘔吐反射が激しく印象採得ができない。
今までなら、初診の検査の時に経験しているはずだ。
それがだめなら別の装置を考えるていたかもしれない。
最近リンガルアーチを3Dプリンタから出力されてた歯列模型で3例ばかり作っている。
まあまあ実用になってきたので、このポーターのそれでいこうと考えた。
それならばアルジネート印象の必要はなく、初診時と同じだから口腔内スキャンさえ要らない。
そして診断に使った模型を作業模型に使ってしまっても構わない。
従来なら診断用模型は丁寧に作りピカピカに磨き、診断後も大切に保管する。
作業模型に使うなどもってのほかだ。と教育されてきた。
しかし、デジタルの世界では考えが変わってしまう。
データではハードディスクやクラウドに保存されているのでいつでも再現できる。
だから今回も診断用模型を作業模型に使い作ろうと思っている。
口腔内スキャナーは導入して1年に満たないが思った以上に有用な道具だ。