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フィックスドリテーナーを付ける時

フィックスドリテーナーを日常的につけ始めたのは7年位前だ(ブログで調べた)

最初は材料や接着方法でとても苦労したが今では簡単につけている。

今日も二人、上下顎前歯舌面に短時間で接着した。

フィックドリテーナーを付けるということはマルチブラケットをはずす準備となる。

まず、自分が見て、装置撤去の目安となる基準項目を見てみる。

スペースはないか、捻転している歯は、正中は、咬合は・・・などとみていく。

なかなかすべてが完璧とはいかないが、治療期間や治療経過など勘案して決める。

そして、この程度の仕上げでよいかと患者さんに尋ねる。

「よい」と」返事をもらって、装着の処置に入っていく。

装置装着からの期間にもよるが、この瞬間が一番ホッとする。

マルチブラケットを付けて毎月処置していく、早く進む患者さん、なかなか進まない患者さん。

だんだん目標の2年が近づいてくる。焦っても仕方がないが2年撤去できそうかどうか毎回伝える。

多くの患者さんは2年以内でマルチブラケットをはずしている。

今日、フィックスドリテーナーを装着した患者さんは1年0か月と1年5か月だった。

次回、装置撤去の予定となる。その後の保定も大事だが、これでなんとか責任を果たした気分になる。

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