混合歯列期の治療を5年ほどやってきて、再検査を先日行い、今日再診断をした。
上顎前突のケースで4年ほどプレートを使用してある程度改善したが、1年ほど前に、プレートを壊したりなくしたり、協力が悪くなり、中止した。当然、現在は戻っている。
初診と大して変わらない模型をみて、何のための期間だったか問われる。今までの協力の悪さから仕方がない結果と、これからⅡ期での仕上げへの説明で理解してもらった。
更にⅡ期への問題として、左上犬歯が近心傾斜して萌出して隣の側切歯の歯根を吸収している状態である。更に隣の中切歯も心配な状態がレントゲンに映っている。
幸いなこともあった左下第2小臼歯は先天欠如だったが、そのあたりのはえかわりはうまくいって、隙間もなく1本不足の歯列で並んでいた。
治療方針は左上側切歯を抜いて犬歯の萌出を誘導するところから始めることにした。