2007年より保定に入り5年前には終了を決めている30代女性が来院した。
その患者さんはクリアリテーナーを紛失し再製作を希望してきた。
すぐに製作と言うよりまず歯列咬合の状態を診させてもらった。
ほぼ安定していて良好な状態であることを伝えた。
その患者さんは保定の14年間の間に4回再製作している。
2回は紛失、2回は犬に噛まれたたことが再製作の理由となっている。
今作るべきかどうか、迷い、特に再製作は勧めなかった。
その話しになかで”もどる”という言葉が出てくる。
14年前の矯正治療結果が矯正治療前に”もどる”というのも違和感がある。
年齢とともに歯列咬合に限らず変化はある。
それが矯正治療の場合すべて”もどり”と言われるような気がする。
また担当している我らも”もどり”のように思ってしまう。
動かしたとおなじ期間の2年くらいは”もどり”でも言いように思うが
それ以降は”新たな変化”と解釈はできないものだろうか。