毎日の診療で気付いたこと

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難しい治療は終えたが

20代女性が保定検診で来院した。

この患者さんは下顎両側7が近心傾斜埋伏歯、その上に智歯がのしかかって萌出。

さらに上下顎に厳しい叢生があり、上顎前突でもあった。

それを、約2年で良好に動的治療を終わることができた。

ただ、動的治療終了時に近い頃、遠距離に転居していてその報告はなく通っていた。

転居を聞き、急ぎ動的治療を終えて保定に入った。

そんなケースの場合、保定のみを依頼することもある。

しかし、このケースでは保定管理終了までの通院回数を減らす(通院間隔をあける)ことにした。

今日診ると、歯列咬合はほぼ良好に安定している。

だが歯磨き、歯肉がとってもひどい、う蝕もあった。装置装着時にはそんな悪くなかったのに。

住まいが近くなら、ブラッシング指導に何回も来ていただくことになる。

しかし、その様な距離ではないし、転居先の地に一般歯科の知り合いもいない。

それでは、いっそ保定のみで矯正専門医に依頼しようかなどと思った。

結局、通院できるところの一般歯科を探し治療を受けることを強く勧めた。

そして、次の来院は半年後にしたが、どうなっているか心配だ。

ちゃんと治療を受けて良い状態を診せて貰えると良いのだが。

治療について

 

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