11月末にオーソアップというセットアップができるソフトを導入した。
毎日少しず動かしてみては操作に慣れるようにしてきた。
でも実際に作ってみないと実感がわかない。
そこで、今年前半に石膏模型をセットアップしてなんとか了解を得て終わった。
だが、先週保定で来院したときに、もう少し治したいと希望してきた。
それなら、今回導入したソフトの最初のケースとしてやってみよう考えた。
前回はアルジネート印象だったが、今回は口腔内スキャンを行った。
そしてオーソアップに取り込んだ。そこまでは簡単だった。
その後、模型にして歯肉と歯冠を分けて、歯の位置を認識させる。
そして歯の移動を行い、マウスピース型矯正装置を作る準備に入る。
歯の表面にアタッチメントを付けたり、仕上がりまでに何枚必要なのかが自動的に計算される。
その枚数だけマウスピースができる。それを3Dプリンタの模型を作るためのSTLデータとして出力する。
3Dプリンタ用にスライスソフトで処理して3Dプリンタで出力(造形)する。
そしてマウスピースを加圧成形を行うわけだが、その際、シートを選択することができる。
今回は硬いシート、軟らかいシートの両方で作ってみた。
なんとか形良くできたが、これがうまく作用して希望するように歯が動くと良いのだが。
他にも適当なケースがあれば積極的にやってみたい。