毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3519

フィックスドリテーナーを外す条件

もう5年以上前になるだろうがマルチブラケットを撤去した患者さんにフィックスドリテーナーをほぼ全員に付けることにした。

ワイヤー、接着材、つける部位などを工夫して決めて現在に至っている。

その結果、それが付いてさえいれば前歯部ががっかりするような状態にはならない。

それを使用する前はクリアリテーナーだけだったのでそれを使わずに戻った患者さんが時々いた。

でも今はその様な患者さんは激減した。

だがこれを付けたまま終了にはしたくない。そこで当クリニックでは2年での撤去を標準とした。

だがその時にクリアリテーナーの夜間使用が適切に行われた場合となる。

今日の来院の女子高生は今夏にフィックスドリテーナーを接着して2年経っていた。

そこではずそうとしたがクリアリテーナーが合わない。使用が悪い。

そこで3カ月ほどしっかりクリアリテーナーを使ってもらいはずすことにした。

今日診るとリテーナーはよく適合していた、その結果をみてフィックスドリテーナをはずすことができた。

そうして今後もクリアリテーナの夜間を続けるようにお願いした。

装置などへの協力が得にくくなった時代、フィックスドリテーナーは保定の有効な手段となり得る。

でも管理を終了するときははずすことにしている。

治療について

MENU
PAGE TOP