毎日の診療で気付いたこと

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埋伏歯牽引

午前中に口腔外科から紹介された埋伏歯の症例が2人来院した。

出せそうだと治療方針を立てた患者さんはかなりの確率で出ている。

しかし、必ずしもすんなり出てくるとは限らない。

開窓してもらいブラケットやリンガルボタンをつける。

そこからパワーチェーンを伸ばしリンガルアーチのフック結んでいた。

開窓部はしばらくすると歯肉で覆われてしまう。

パワーチェーンだけが歯肉から出ている状態になる。

それをズルズルと引っ張っていくとだんだん歯が見えてくる。

それには1年くらいかかることもある。

時々レントゲンを撮りながら位置を確認していく。

今日の二人のうち一人は再開窓しているがまだ見えてこない。

もう一人は4ヶ月くらいで歯は見えないが埋もれていたリンガルボタンがでてきた。

頻繁にレントゲン撮影するわけにもいかず、見えない歯の動きを想像しなければならない

けっこう歯が見えてくるまでの期間は長く、動くか心配することもある。

治療について

 

 

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