日本臨床矯正歯科医会ではかなり前よりブレーススマイルコンテストを行っている。
ブラケット装置を付けての笑顔の写真を送ってもらい、優秀作品を大会時に表彰する。
会でやっているこなので否定もしないが推進する方でもない。
最近は大人の患者さんが多いいこともあり成人式だから結婚式だから前撮りだからと。
ブラケットを一時はずしてほしいとの希望がある。
初診時に効かれた場合には基本はずすものではありませんと答える。
しかし、その時になると頭からはずしませんとは言えなくなってくる。
ただ、あたりまえのようにはずすことを要求してくると何かしっくりとしない気持ちが残る。
一方でブラケットを付けていることなどなんでもなく、むしろ自慢することと言いたげなブレーススマイルコンテスト。
もう一方では装置なんて見っともない、人に見せたり記録に残したりするものではないと多くの患者さんは思っているのだろう。
矯正歯科医はブレーススマイルコンテストを推進する一方で見えない装置としてリンガルブラケットやマウスピース型矯正を行う。
結局、どちらでもいいことながら、患者さんの希望に応えてしまっている。