毎日の診療で気付いたこと

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Ⅰ期治療から4年経って

ちょうど4年前の1月26日、Ⅰ期治療を終了した患者さんがきょう相談に来院した。

矯正治療では混合歯列期の治療をⅠ期、永久歯列期の治療をⅡ期という。

今日の患者さんは8歳から12歳位まだⅠ期治療を行った。

上顎前歯にスペースがありバイトが深い上顎前突だった。

バイトプレートでバイトを挙げ、スペースをある程度閉鎖して、永久歯列となった。

通常そこで仕上げのためのⅡ期治療に移る。そんな説明をする。

しかし、料金も責任もそこまでで終わりということにしている。

だから、患者さんがその状態で満足とか、それ以上の治療を望まないと終わりとなる。

その状態で4年が過ぎた今日、診せてもらった。

初診時は混合歯列だったが現在は永久歯列、その違いはあっても症状はほぼ同じ。

1期治療は何だったのかと思った。あの時仕上げていればと今日の状態ではないだろう。

そして、料金システムでも気になるのは4年が経過してⅡ期治療なのか、新たな永久歯列での治療かという問題もある。

でも、それは患者さんに有利なようにⅡ期治療で扱うようにした。

1期治療のみでよい結果となることもあるが、やはり仕上げておいた方がよいとこの症例で感じた。

治療について

 

 

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