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マウスピース型装置の評価

オーソアップでセットアップしてマウスピース矯正装置を作り出して数ヶ月経つ。

まだ極簡単な数歯のセットアップを数例行うだけだが。

昨日は女子高生を診た。それは後戻りの下顎前歯、特に右下1の軽度な捻転の改善と挺出を期待したものだった。

3カ月程度マウスピース型装置をつけた。期待したように動かない。

アタッチメントを付けたり、軟らかい板、硬めの板など使い分けてもみた。

結局、今後の良好な効果を期待できず、ブラケットをつけることにした。

今日は1カ月前にブラケットを撤去したが、左下5-6間に2㍉ほどのスペースを残してしまった。

そのスペース閉鎖のため、そこでマウスピース型装置を経過に従い3つ作って渡した。

1週間毎に交換して今日に至った。2㍉のスペースを閉鎖していた。

この2例からマウスピース型矯正はスペースを閉鎖することが得意とみた。

次に出来そうなことは捻転の改善だろうか、だが叢生そのままでは動きそうもない。

歯の隣接面を削って隙間をつくれば動くかもしれない。

圧下や挺出はにはアタッチメントをつけて行うのだろうが難しそうだ。

ただ、アタッチメントで動かすなら、ブラケットとワイヤーの芳が適確なようだ。

マウスピース型矯正でどこまでできるのか実感していきたい。

でも、まだまだ適切な症例を選んでこそ使える装置ではないだろうか。

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