毎日の診療で気付いたこと
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初診で比較的きれいな歯並び咬合をしている30代女性相談を受けた。
中学校の時に矯正治療を受けているというだけあって相談にくる患者とは思えない歯列咬合だ。
咬合での主訴は右の小臼歯部が鋏状咬合ぎみになっているが、すれ違っているわけではない。下顎の前歯には軽度の叢生がありややかみ合わせが深いかという程度であった。
その咬合と顎関節を結び付けているようだったので、口の開閉をしてもらったが、それを診る限りでは特別なことはなさそうだ。また疼痛もなくやクリックもたまにある程度のようだ。
さらに右の肩、右股関節の痛みがあると言う。
咬合を扱っている歯科医はとかく、こういうことを結び付けたがるように感じている。関係があるのかもしれないが、はっきり言えるものではないように思われる。
その説明をしたら納得はしていただいた。それで矯正治療はやらないのかと思ったらば、そうではなかった。歯並びは治すとおっしゃって次回検査となった。