昨晩、保険医協会主催の顎関節症についての講演会が三島市民文化会館であったので聴きに行ってきた。
いままで顎関節症の治療についての相談に対して説明していて何かもやもやしていたものが、この講演を聴いてすっきりした。
先日もブログに書いたが、今の考え方ではでは「咬合と顎関節と全身症状は直接には関係しない」という考えをもっていたがその通りであった。
そこへ10年以上前に「下顎の叢生だけ治してほしい」と強く望まれ、その問題点などをお話ししたうえで行った患者が本日来院した。
現在、37歳女性fで、主訴は頭痛、肩こり、加えて顔の左へのゆがみだった。
咬合は左側臼歯部がクロスバイトで顔のゆがみ方向とは一致する。
そこで、昨日聴いてきたばかりの説明をして、咬合が直接全身症状とは関係していないと説明した。しかし咬合も明らかに悪いので、全身症状とを治す目的ではないと了解していただいた上で”再治療”を始めることになった。