先日、3inciserの診断に困ったブログを書いたが今日の診断も下顎前歯が3本だった。
通常3inciserは出っ歯のことが多いは今日は成人男性で反対咬合気味の軽度な開咬だった。
上顎にもそれなりの叢生があり上顎正中も右側偏位しているので上顎を抜かない訳にはいかない。
下顎も小臼歯を両側2本抜く案を考えていたが、下顎前歯を3本を2本にする案も良いかと考えた。
3inciserの治療計画はいろいろある。その都度適切に考えるしかない。
今回は上顎小臼歯にも問題があり右上5は根尖病巣が左上4には大きめなレジン修復があった。
それなら左右非対称な抜歯だが問題を残すよりそれら歯の抜歯を決めた。
治療計画を立てる際、どうしても後に保存治療や補綴治療にたよる案をさけてしまう。
矯正治療だけでまとめてしまうような案になる傾向がある。
そうすると変則抜歯になることもある、その結果は治療が難しくなる。
それでもなんとかまとめられればその方が良いのでは思っている。