毎日の診療で気付いたこと

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埋伏歯の半年後

半年前に埋伏歯の牽引の依頼を受けた40代女性が来院した。

見ると、埋伏の左上犬歯はまだ生えていない。

そこでパノラマX線写真を撮影して半年前と比較した。

ほとんど動いている様子がない。

その部にはスペース確保のため仮歯を入れることになっていた。

今日見ると部分床義歯のようなものが接着されているようだった。

矯正治療で犬歯の牽引は可能かと思われるがけっして簡単ではない。

このまま埋もれたまま特に害がなければそのままでも良いようにも思われた。

それならばブリッジを入れてしまってもいいか。

それは矯正歯科医の私だけで考えるのは不安だったので友人の歯科医を紹介し診てもらった。

やはり同意見でもう自然には出てこないし、出すつもりがないなら仮歯でなく通常のブリッジを作るということだった。

とかく補綴に頼らない矯正歯科医だがあまりに矯正治療に負担がかかるなら矯正やらなくてもいいかと考える。

年齢も治療計画を考える大事な要素となり得る。

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