毎日の診療で気付いたこと

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両側臼歯咬合関係Ⅰ級

20代男性の診断をした。

主訴は上顎前歯のスペース、下顎前歯のわずかな叢生、加えて軽度な上顎前突。

模型を見ると、両側とも臼歯咬合関係はAngle1級。

今までも多くの模型を見て診断してきたが、こんなにしっかりと1級で咬んでいるのは珍しい。

たいてい、片則がⅡ級だったりして、治療のときどのように治そうか考えてしまう。

こんなケースだから、マウスピース型矯正でも心配なくできそうだった。

だから、希望があればそれでやりますと診断時に提案した。

でも、ネットで調べるとトラブルが多いなどと情報はよく調べているようだった。

そして、マウスピースを入れているほうが面倒なようなことも言った。

それは当方も望むことでマルチブラケットでの治療で意見が一致した。

それならと1年を目標に治療を開始することとなった。

それからその患者さんは3Dプリンタで作った診断用模型に興味を持った。

それを欲しいようなことも言っていた。

その模型を差し上げるわけにもいかないが、3Dプリントは簡単にできるから作りましょうかと言った。

でも考えて見れば、デジタルデータが残っているので診断用模型を作業模型に使うケースもある。

欲しい人にはどんどんさしあげてしまってもいいのかもしれない。

昔の石膏模型のように大切に飾り棚に入れておかなくてもいい時代か。

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