今年に入ってからリンガルアーチ作製のための模型は3Dプリンタから出力している。
通常は石膏模型だが、今はほとんど使っていない。
アルジネート印象にバンドを戻して石膏を注ぐかわりに上顎第一大臼歯をバンドに合わせて削り出している。
最初は手間がかかったが、現在は慣れてしまいそれほどでもない。
その3Dプリンタから出てくる模型だが、診断用の模型を使用している。
現在でも診断用模型が石膏でできているならそれを作業模型に使うなんてとんでもないことだ。
大切に箱に入れ保管して棚に整理しておく。
しかし、口腔内スキャナーでデジタル化してあればデータはハードディスクやクラウドに保管する。
そして必要ならいつでも3Dプリントできる。だから作業模型に使ってしまってもよいことになる。
その診断用模型だがいままでいろいろな方法で作ってきた。
に熱成型でプリントしたり、レジンで充実させてプリントしたり空洞にして外形をプリントしたりしている。
中までレジンで充実している場合は周りを削っても第一大臼歯が取れてしまうことはない。
しかし中が空洞な場合では第一大臼歯が取れてしまう。
そこで今日はその空洞に石膏を入れてみた。までそれ以上進めていないが、そんなところに石膏を使うのでは・・・。
再度、作業用にプリントしたり再スキャンすればよいのだろうが、それなしで何とかならないか。
新しいやり方でうまくいっていたが、行き詰った。でも考えれば何とかなるだろう。