毎日の診療で気付いたこと

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開咬の予後

今日は開咬の予後を3人診た。いずれもアダルトケースだ。

一人はマルチブラケット治療を1年半程度、その後保定で4年診せてもらっている。

叢生はひどく開咬も中程度だった。最近は1年毎に診せたもらったが安定している。

もう1例は叢生がひどく抜歯して治療した、後半では前歯部にゴムを継続した。

協力が悪く、長引いたが、最終的にはなんとか2年かからず終わることができた。

今日は1カ月後の検診だった、ややバイトは浅くなっているもののこの程度で落ち着きそうに見えた。

最後の1例は叢生はなくけっこうひどい開咬だった。このケースは非抜歯で治療した。

こちらも1カ月後の検診だった、やはり少しバイトは浅くなったが安定していた。

開咬は安定が悪く難しいというのは定説になっている、

だから筋訓練とか臼歯部の圧下などが効果的だと言われている。

しかしこの3例についてはそんなこと何もしていない。

やったことと言えば昔ながらのワイヤーで臼歯を圧下する曲げを入れて前歯部にアップアンドダウンゴムを使っただけ。

患者さんに言うのは「舌癖に負けないくらいゴムを使ってください」のみ。

もちろんすべてのケースが安定しているなんて言わない。

それでも安定しているケースも多い。運が良かっただけかもしれないが。

治療について

 

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