
口唇閉鎖は容易にできることが良いことだと思う。
矯正治療の診査の中に口唇閉鎖機能がある。
しかしその評価は”困難”程度で数値的な評価は教科書的にはないようだ。
そこで20年以上前だが日本矯正歯科学会に3回ほどオトガイ筋の緊張で評価する方法を発表をした。
その評価を初診時、動的治療終了時に計測している。その数値は正しいように思う。
今日、30代の女性の保定診断を行った。
この患者さんはそれほど口元が出ているようには見えなかった。
でも主訴の中にもありオトガイ筋の緊張の計測値50μVと高かった。
治療後は3μVに下がっていた。顔面写真では少しオトガイの緊張は残っていた。
しかし患者さんは治療結果で唇が閉じやすくなったと言っている。
この数値の評価は診断時の抜歯・非抜歯を決めるのにも役立っている。
今は口唇の長さも測って、治療前後の評価に役立てようとしている。
先日メール相談で矯正治療の評価としては出てこない「人中」の長さが問われた。
矯正では話題にならないが、ネットで見ると短いほうが良いようにみえる。
容易に唇が閉じられる程度の長さがなければ口唇閉鎖が困難になるのではなかろうか。
矯正治療は美容的な要素を求められているが、口腔も健康を考えなければならない。
健康美はどの程度なのだろう。