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開咬の治療

今日は開咬の患者さん3人診た。

1例目はかなりに厳しい開咬で顎変形症として対応した。

術前矯正を始めて1年、開咬を咬合させることは手術に任せる方針だった。

だから術前矯正では積極的な開咬の治療は行わずレベリングが中心だった。

今日は術前ので手術に送りだす前の治療フック付けを行った。

診ると初診時よりかなりマイナスのオーバーバイトが少なくなっている。

分析はしていないが智歯を抜歯、レベリングで最後臼歯が圧下した結果か。

2例目は口蓋裂の再治療、舌癖でオーバージェットとマイナスのオーバーバイトが大きくなった。

上顎のみの抜歯で再治療を行った。治療にはアンカースクリューでの臼歯圧下は行わなかった。

そうするとワイヤーでの圧下、そうすると前歯部のゴムかけが必須となる。

やっとゴムを使うようになってくれて前歯部が良い被蓋となった今日ブラケットをはずすことができた。

3例目は成人の開咬、最初は外科と言われて相談に来たが非外科、非抜歯で治療の方針をたてた。

このケースでもゴムの使用がよくなくて目標の治療期間の2年が近づき諦めかけてきた。

でも今日は前歯部被蓋がついていた、即、次回撤去方針を決めフィックスドリテーナーをつけた。

ゴムをさらに継続して次回撤去を期待している。

いずれも改善はしてきたが、今後の保定での安定は心配している。

治療について

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