開咬だった20代前半の女性の予後4カ月の保定観察を行った。
初診時手術も考えてもいいかなという程度の開咬だった。
治療方針は非抜歯でマルチブラケットで行った。
協力が良くて1年程度で良好な被蓋となり装置を撤去した。
戻りやすいことは十分承知しているので、装置をつけたままの観察もしてはずした。
そしてはずして1カ月目に見たときは安定していて安心した。
そして3カ月おいて今日見た。明らかに戻り始めている。
前歯部は開き始め、会話の中でもちょろちょろ舌が前歯部に出ている。
舌縁には前歯臼歯部とも強い歯の圧こんがある。
まだ、初診時に比べれば問題ない程度だが、これは戻りそうだ。
筋訓練たタングガードなどやりたくはないが説明はしておいた。
それで、3カ月後の観察としておいたが、どうなっているか。
再治療も含めて相談していく必要があるのかもしれない。