昨年、日本臨床矯正歯科医会静岡支部の支部長の順番がまわってきた。
そこで支部活性化のためWEBでの支部会を開催することにした。
ZOOMを使うとそれぞれの診療所や自宅にいながら交流や勉強ができる。
その前から大学の仲間とZOOMで月に1回飲み会をしているので慣れている。
一昨晩は5回目のWEB支部会があった。
支部の先生が「サージェリーファースト」という題名で発表してくれた。
通常の外科併用ケースでは術前矯正を行う。
そして手術にふさわしい咬合を作り手術をしてもらう。
でも術前矯正の1~2年の間は不正咬合の状態がもっとひどくなることが多い。
それを避けて手術を先にやってしまいその後矯正治療をする。
その方が早く良い状態になるが、その技術は難しい。
そしてそれは現在は保険適用となっていない。それでも需要あるようだ。
美容外科の分野ではそれの方が良いのだろう。
保険治療での顎変形症治療が術前矯正を必須としている。
それでもそれを早めに切り上げるやり方も考えられるようだ。
当クリニックではサージェリーファーストはやる予定はない。
現状の保険も治療の流れに従って行うことを続けていくしかない。