毎日の診療で気付いたこと

ブログ記事 合計 3529

フィックスリテーナーのはずれ

昨年末、1年半ほどの治療期間をかけて右下犬歯の埋伏を萌出させた。

その男子中学生は固定式リテーナーで保定し観察に入った。

通常は下顎6前歯をワイヤーで固定する。

このケースでは右下第一小臼歯から反対側犬歯まで固定した。

いつもは、さらにもその上にクリアリテーナーをかぶせる。

このケースでは主に動かしたのは1本だけだったので作らなかった。

それから3か月が経ち保定観察で診るとその歯だけ接着がはずれている。

元のように埋伏してしまうわけではないが、ちゃんと並べたのに。

やや唇側に傾斜し側切歯との間でに2ミリほどスペースができている。

患者さんは気にもしていないが、当方はなんとかしたい。

またマルチブラケットを付けるのが一番簡単で早い、

でもそうもいかないだろう。マルチ撤去日にスキャンした模型ていることを確認した。

その模型で柔らかいクリアリテーナーを作って回復を期待する。

ただ、協力が悪いと、そのようなことをして治そうとしたという自己満足で終わってしまう。

協力が得られるとよいのだが。

治療について

MENU
PAGE TOP