毎日の診療で気付いたこと

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やはり成長を待つ

きょう10歳の女の子を診断した。

3年ほど前に反対咬合を主訴に来院したが、骨格的な問題があるため歯の交換と成長を観察してきた。

最近一般歯科の先生から早く見てもらったほうが良いといわれ連絡があった。

いままで観察用の資料はとっても本格的な分析はしていなかった。

そこで、一通りの矯正治療用の資料を整えて診断した。

セファロの値では上顎はごく平均的だが下顎が大きく、前方位にある。

模型ではわすかな逆被蓋で、模型だけではあまりひどいようには見えない。

どうしたらよいか考えたが、やはり観察を続ける方が良いとした。

口腔内は混合歯列の最期の時期で一時の被蓋改善は可能かもしれない。

でもそれが安定していないで戻る心配は大きい。

またそれが安定するようなら、永久歯列でもできるといえる。

ここで患者さんに通院や装置の負担をかけて意味があるだろうか思った。

結果、診断としては成長観察を続けるということにした。

これから数年経てば成長がはっきりしてくる。

それをみてからの方が安心して治療ができ期間も短くできるとみた。

成長は分からない、だから目途がついてからの治療のほうが良いと思う。

治療について

 

 

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