毎日の診療で気付いたこと

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MRIと矯正装置

6月に脳出血で子ども病院に入院した男子中学生が来院した。

入院直後にMRIを撮るから矯正装置が支障になるとの電話がかかってきた。

その患者さんはマルチブラケットがなんとかはずせる状態となっていた。

そこでフィックスドリテーナーを付けて撤去日を決めていた。

だから口腔内にはブラケットとフィックスドリテーナーの両方が付いていた。

いままでにも何度もMRI撮影と矯正装置のことはブログに書いている。

大抵の場合はそのまま撮って下さいで問題ないと聞いている。

でも今回は口腔内に近い脳内で綺麗な画像が必要なのだろう。

すでにはずす予定だったからはずすことについては問題ない。

入院中なので子ども病院の歯科ではずしてもらうことになった。

はずしたらなるべく早く保定装置を作りセットしなければ戻る。

そんなことより脳出血の診断のほうが重要なのでとにかくはずしてもらった。

ようやく今日当クリニックに来てもらうことができた。

見たら装置は撤去してあるが接着レジンがとってない。

予想はしていたがフィックスドリテーナーもはずされていた。

今日はそんな状態の確認と接着剤の除去を行った。

幸いだったのはあまりひどい戻りはなかったように見えた。

これから資料採得しリテーナーを作っていく。

その際にセットアップが必要かもしれない。

これからもMRIと矯正装置の問題は続くだろう。

でもマウスピース型矯正は金属を使わないのかもしれない。

金属アレルギーやMRI撮影にはむいているのかな。

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