クリアリテーナーを終日使用してもらっていたころは紛失が続出した。
しかし5年以上前にフィックドリテーナーをつけ、クリアリテーナーは夜間使用にして激減した。
やはり夜だけにすれば持ち歩かない、結果なくすことが少なくなる。
そのはずだがきょうはクリアリテーナー紛失関係の患者さんが3人いた」。
一人は1週間ほど前になくしたとのことでスキャンしてきょうセットの予定で来院した。
そうしたら、見つかったと言って持ってきた。
作り直し希望の理由として壊れかけているようなことを言っていた。
結局犬歯尖頭部に穴は開いていたが特に問題ない程度だった。
もう1ケースは1年前に終了している患者さんが「なくした」とのこと。
動的治療の期間や保定期間、終了後の使用状況、なくしてからの期間等を聞いた
そして現在の歯列咬合などをみると作っても意味がなさそうだ。
そのことを説明しても作りたいようだ、気休めに作ってもよいかと思いスキャンした。
最後のケースは典型的なケース、ティッシュペーパーに包んで捨てられた。
これは本当に多くあるので、注意書きにも書き、しつこく注意する。それでも起る。
きょうのケースでは撤去時模型が3Dプリンタでできていて石膏のように壊れないのでそれで作った。
なんでこんなことが重なるのかと不思議になる。ぜひ気をつけもらいたい。