初診は2011年 当時は中学生だった。やや上顎前突と叢生だった。
この程度ならと考えてほ非抜歯での治療を始めた。
それ程困難なく期間もかからず治療を終えて保定に入った。
治療最終段階でⅡ級ゴムを多く使ったためだろうかデユアルバイトになった。
咬んでと言って咬んでもらうと良好なオーバーバイト、オーバージェットで咬む。
しかし時間が経つとじりじり下顎が後退する。
そんな状態が続いていたが、顎関節の症状も出てきたので口腔外科に依頼した。
長期にわたりスプリントを使い、顎関節の安定する位置が決まった。
その位置ではとても大きなオーバージェットで再治療が必要だった。
非抜歯での治療が早く終わったので上顎両側4のみを抜歯して再度治療した。
結果は良好な経過だった。そらからまた保定4年安定した咬合を確認できた。
そして今日終了を決定した。その間12年、長い経過だった。
でも矯正治療はそんなものだろう、長期間の治療、観察が必要となる。