マルチブラケットを撤去後にはクリアリテーナーを装着する。
アルジネート印象に石膏を注いで作製いたときにはその日のうちに装着していた。
しかし、口腔内スキャナーと3Dプリンターになってそれができなくなっていた。
やはり3Dプリンターで模型を造形する時間が長い。また失敗することも時々あった。
そんなことになり2~3年が過ぎていた。その間にも何とか即日装着を目指していた。
スキャナー、スライスソフト、3Dプリンターとそれぞれの時間短縮を試みた。
昨日、実験的に時間を記録しながらクリアリテーナーを作ってみた。
そして1時間余りでできる感触を感触を得ていた。
そして今日はちょうどブラケットをはずす患者さんが午後にいた。
この患者さんで実際にやってみることにした。
ただ、その時間帯は技工士がいない。自分でやらなければならない。
技工室は2階、治療室は1階なので患者さんが来ると戻らねばならない。
それでも結果は成功しブラケットを撤去して余り待たせずに装着できた。
セットして帰ったのは来院して2時間後だった。
なんとか1時間半態程度には短縮できるとみている。