16歳の女子高校生で右側顎関節が朝起きると痛い、音が鳴る、耳の奥が痛いという症状を訴えて来院した。
先日も女子高校生で同様な症状を訴えて、悩んだがスプリントを装着して症状の改善を得たことをブログに書いた。
だから今日はあまり迷わず、スプリントを装着することにした。
どちらも矯正治療の施術した患者で咬合には一見問題ない。
咬合と顎関節は直接関係ないというのは現在では定説になったいるようなので、歯列咬合が問題なくても痛みが出ても当然かもしれない。
中高生にも顎関節症状が見られるようになって久しい。
理由はよくわからないが、パノラマX線写真を見関節頭の形態を見ても、るのっぺりとしていて、ひよわそうに見える。
症状がでた患者には、鍛えると言うより、無理をしないと言う治療になるようだが、予防することはできないものだろうか。