4/19のブログで書いたが、顎関節の治療(症状軽減)に16歳女子高生にスプリントを作った。
今日、その方が来院して、その後の症状などを聞いた。
2月の講演を聞いて以来スプリントを作ることに根拠がなくて、やってもやらなくても治る、あまり作る意味がないように理解していた。
しかし、その後の症例にもスプリントを適用した。
そして、講演で聴いたような否定的な見方をしながら、スプリントついて患者さんに使用状況や症状について聞いてみている。
でも、患者さんからの答えは、けっこう長い間(数週間)痛みに困っていたが、スプリントの使用で数日間で痛みは消えるという。
スプリントを使って間もない時期には、使わないと痛いので使う、すると痛みが消える。
その後は痛みがなくなるので使うのを忘れるようになる。そんな様子らしい。
開業医では顎関節症に対してX線写真は撮れても、MRIの撮影、診断などはできない。そこで病院へ送っても得意な病院ばかりではない。
そうなるとやはり、開業医にとってはスプリントは顎関節の治療(症状軽減だけかもしれないが)有効な手段といってよいのではないだろうか。