上顎正中口蓋縫合開くをラピッドエクスパンジョンは鼻に影響を与える。
それは以前から言われていて先日、患者さんに装着して確認できた。
今日は10歳の男子、4か月ほどスクリュープレートでゆっくり拡大した。
その効果は出でいて臼歯間の副径は拡大していた。
でも、初診時の写真と比べ上顎中切歯間も開いていた。
正中口蓋縫合のX線写真を撮影したわけではないが、開いているかもしれない。
治療中そんなことを思っていた。
しかし、スローエクスパンジョンで正中口蓋縫合を開くとは聞いたことがない。
患者さんが帰るとき受付で十分広がったので装置の拡大を終了を伝えた。
その時、「鼻が通るようになった」と母親が言っていた。
それではスローエックスパンジョンでも歯だけではなく口蓋にも影響を与えているのか。
狭い口蓋を開いていくことはラピッド、スローにかかわらず鼻によい影響を与えるのか。
ラピッドはあまり多くは使ってこなかったがスローでもよいのだろう。
これからそのように治療方針を決めていきたい。