骨格的な反対咬合を非外科で治療し、今日マルチブラケットを撤去した。
現在高校生3年の男子で混合歯列期より骨格的な反対咬合のであった。
2017年混合歯列で被蓋改善をするため1年ほど治療した。
被蓋はついているものの成長によりじりじりと下顎が出てきた。
たぶん外科併用になるだろうと定期的に観察してきた。
そして高校生となり、どうするか決める時期となってきた。
外科併用と矯正治療のみでは治療方針がちがう。
はっきりさせないと途中で切り替えるわけにはいかない。
外科併用なら高校生までこども医療で治療費の負担はない。
また治療期間も短くなるかもしれない。
そんな説明もしたが非外科でやりたいという。
その結果、上顎両側5、下顎両側4の抜歯ケースとして治療を開始した。
叢生が厳しかったため抜歯空隙も短期間で埋まり被蓋も改善した。
正中のずれも大きく改善は難しいと説明してあった。
それでも正中一致とまではいかないが、だいぶ改善した。
治療期間1年半、何とか非外科の希望をかなえることができた。