毎日の診療で気付いたこと

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Ⅱ期治療で頑張って良い結果

先月にマルチブラケットを撤去して患者の保定診断を今日行った。

現在16歳の男子高校生、初診は2005年で10歳であった。

症状は咬み合わせが深い上顎前突、叢生は少なかった。その時点ですでに永久歯であったが、年齢が低いためバイトプレートによるⅠ期治療を始めた。

しかし、十分な協力が得られずに、効果も不十分な状態で中断してしまった。

一昨年の夏、今度は本人もやる気を出し、マルチブラケットの期間1年半ばかり、よい協力が得られた。

鼻が高く、オトガイが発達していたため、非抜歯にて治療を行った。

治療結果は咬み合わせは浅くなり、オーバージェット、オーバーバイトは正常範囲、上下唇はE]-ラインの中にあった。

まだ1カ月だがリテーナーの管理、歯磨きも良好で、今後も良い状態で推移していくであろうと期待している。

矯正治療は術者の診断、技術も大切だが、患者さんの協力が何よりも成功に導くものであることを今回も感じた。

治療について

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