マルチブラケット治療後半ではゴムかけを指示することが多い。
ゴムかけこそ効果は協力にかかっている。
ゴムかけを指示した翌月、期待した結果が出ていないことがある。
そんな場合には「使っていた?」と聞く。「あまり使えなかった」はまだいい。
「使っていた」の返事、には疑問を持つ。指示はたいてい終日使用。
詳しく聞くと寝ているときだけ使っていた。とか学校へはつけていかなかった。
ということになる。やはりそれでは結果が出てこない。
時々治療のため口の中を見るとゴムがかかっている患者さんがいる。
こういう人はたいてい効果が出ている。
今日は半年以上ゴムを指示しても結果がでず半分諦めていた女子高生が来院した。
いままで、かけているという返事を嘘とも思っていなかったが効果が出ていなかった。
今日は口の中を見た時、ゴムがかかっていた。今まではそうではなかった。
結果は効果十分で、撤去をを決定した。
治療時までゴムがかかっていることを使用状況の一つの目安にできると思っている。