2011年5月11日の記事

今日の初診は17歳女子高生の左顎関節が痛いという主訴だった。

当院を紹介してくれたのは、長い間当院で矯正の管理をしてⅠ期治療のみでほぼ終了したが、今年初め顎関節が痛くなり、スプリントの装着により数日で軽快した患者だ。

今日の初診相談者と同級生のようだ。来院患者はすでに近くの歯科医院で4カ月ほど前にスプリントを作製して1月に1回調整しているという。スプリントは指示通り夜間使用しているが症状は改善しないとのことだ。しかし今日はそれを持ってきていない。

そうなると、今日すぐに当院でスプリントを作ることが一番良いことかと考えてしまった。

現在、激しく痛いわけではないようなので、近くそのスプリントを持ってきてもらうことにした。そして、それを診てから当院独自のスプリントを作っても良いと思った。

結局、あさって来てもらい、どのようにするか決定するが、以前、講演で聴いた「顎関節は処置しても、しなくてもそのうち治る」と言うわけでもなさそうだ。

そして、スプリントもただ作ればよいというものでもなく、症状を見て、適したものを、さらには使いやすいものでなければ患者さんの協力は得られず、良い結果に結びつかないと思われる。

治療について

｜ブログ｜2011年5月｜19:07:35